largoなひととき

楽器、音楽、映画、喫茶などについて、気ままに書いてま~す♪

作曲 & 理論

ドミナント・コードのすべて / 北川祐

06-02-28_12-26.jpg絶対わかる!コード理論シリーズの3冊目です。
コード進行スタイル・ブックを読み終えて、ドミナント・コードについての知識を深めたいと思い…Dave Stewartさんの曲作りのための音楽理論が大変良かったので、同じ絶対わかる!シリーズのドミナント・コードのすべてを選びました。今年に入って新装版が出版されたようですが…旧装版の方が(少々ポップ過ぎですが)カラフルなので良かったです笑顔


段落番号がとなっているのに、それを指し示す文章では(1)となっている…などは愛嬌としても、言葉が汚いのにはストレスを感じました(出版本…つまり売り物として、シカトとかいう表現を載せるのは、如何なものですかね怒)。
「です」「ます」調で書く必要はないと思いますし、こういう表現をフレンドリーと取る人もいるかも知れませんが…大変がっかりしました。
それ以外は説明もわかりやすいですし、評判通り良い本だと思います。
まだ読み始めたばかりですが…頑張って読み終えて何かを身に付けたいと思います。
他の2冊も読んでみようかな(こっちを先に読むのが普通?汗)…

コード進行スタイル・ブック / 成瀬正樹

06-02-13_14-19.jpg日頃、適当に楽器を弾いたフレーズにコードを付加して作曲することが多いのですが…コードの流れが思い浮かんだ場合も、それをメロディーと捉えて曲を作るので、コード理論に対する知識が希薄でした(勿論、"sus4やadd9の構成音が何か"くらいは…ZZZ)。

入院中にDave Stewartさんの曲作りのための音楽理論を読んで興味を持ち、今更汗ながらコード理論の本を探し始め…augやdimを含む、全部で120のコード進行が記載されたコード進行スタイル・ブックを購入するにいたりました(6thやaug、dimを含む例について記述されていない本が多いのには意外でした…いゃ、知らないだけかもしれません)。
実例(曲の一部)も、沢山載っていました。ほとんど知らない曲でしたが…汗
コード進行も記述されていたので、今後の参考になると思います。笑顔

曲作りのための音楽理論

05-12-17_16-07.jpg入院中の暇つぶしに、曲作りの知識を強化するため曲作りのための音楽理論 / Dave Stewartを買って読むことにしました。
絶対にわかる!…というサブタイトル(?)からわかる通り、比較的入門的ですが…ユニークで面白くて、とても理解しやすい本でした。藤井美保さんの翻訳も良かったのかな。笑顔


何がユニークかって…コード・ボイシングの章が、sus4の説明から始まっているところ…などです。
白狼の曲作りはメロディー重視であるためスケール(ハーモニック・マイナーとかマカーム、ラーガとか言ってるものですよ~笑顔)から始めることが多いので、とても参考になりました。

絶対音感の「気持ち悪い」認識

絶対音感とは、任意の音に対し絶対的な識別(例えば周波数や音階)を行える能力だと認識しています。

よく「生活音を聞いてその音階を当ててしまう能力」とか「瞬時に聴音が可能」とか説明されていますが(間違いではないですが)、西欧音階の知識の有無や時間的なものは関係ないハズです。
また、チューニングの狂った楽器による演奏に対して気持ち悪さを感じることはあると思われますが、提示と異なる調子の演奏を聴いて(例えば、イ短調と提示された曲が変イ短調で演奏された場合に)気持ち悪さを感じるものでもないハズです。

よく見かける「気持ち悪い」という表現が多用された説明が本当なら、歪んだ音は勿論、さわりのついた楽器(琵琶やシタールの類)シンセサイザーなどの音色は煩く感じるでしょうし、雅楽をはじめ古楽、無調、12音技法、純正律、マカームなどの微分音を使った音階は、全て絶対音感を持っている方々の混乱の元となるわけです。
これは(勝手な推測ですが ^_^;)絶対音感どうこうではなく、平均律絶対主義の弊害からくる一種の病で、偏った音楽教育により後天的に絶対音感を身に着けた方々に多い症状ではないかと思っています。

中学の頃、スペースシャトル打上げ成功の際に社会担当の教員が授業中「スペースシャトルは軍事目的のために打ち上げられた。この技術が進めば、宇宙から(親指と人差し指で1cmくらいの幅を示しながら)こんな石ころで性格に殺人を行うことができるようになる。」と生徒達に言いました(ちゃんと勉強してきた人間なら答えはわかると思います)。当時、この件で、生徒達の間でちょっとした騒動になりました。怒り

多くの人々には、どうでも良い話題だと思いますが…その道の専門の人間より間違った教育を受けること、あるいは歪んだ解釈が絶対正しいという認識で広がっていくことが許せません。
「人は生きかえる」とか「天動説」を信じてしまっている子供たちもいる時代です。「そういうこともある」のは否定しませんが、事実を正しく伝えてもらいたい…そう願っています。

ヴィブラート

ヴィブラートは、曲に表情をつけるために欠かせない基本的な奏法の一つです。ヴィブラートがどういうものか、知らない人はいないですよねウインク

ほとんどの弦楽器にはヴィブラート奏法があると思いますが、ヴィブラートの掛け方は様々です。
要は弦のテンションを変化させて揺らぎを得る奏法なのですが、代表的な方法としては以下の2種類が挙げられます。

1.指板面と並行に、弦と同方向にテンションを前後させる方法
2.指板面と並行に、弦の垂直方向に押弦指を上下させてテンションを変化させる方法

1の方法はヴィブラート時の元音に対して#、b両側に音程が振れますが、(アーミングのような特別な例を除いて)振れ幅は比較的小さくなります。2の方法は1より大きな音程の振れ幅を得ることができますが、ヴィブラート時の元音に対して#側にしか音程を振ることができません。

1、2の方法以外にも…例えば筑前琵琶や薩摩琵琶、箏などは指板面と垂直方向に弦を引いて(あるいは、押して)揺らぎ(音程は#側のみ)を得ますし、ゴピチャンなどは本体を変形させて揺らぎ(音程はb側のみ)を得ます。


基本的にヴァイオリン属や三味線などフレットのない楽器は1の方法、ギター属やシタールなどフレットを有する楽器は2の方法でヴィブラートを掛けますが、クラシックギターは1の方法を使いますし、メタル系ギタリストは状況に応じて1と2の方法を使い分けている方が多いです。

僕も(楽器によって異なりますが)スティール弦のギターを弾く際、状況に応じてヴィブラートの方法を変えています。6~3弦は垂直方向に押弦指を引き下げて(音程は#)、2弦は引き上げ、1弦は弦と同方向にテンションを前後させて揺らぎを得ています。緩やかなヴィブラートを掛ける時やチョーキング・ヴィブラートを掛ける際は、1弦も垂直方向に押弦指を引き上げてヴィブラートさせています。
他にもアーミングや、マシンヘッドの余弦部分を箏などのように押したり、(あまりヴィブラートではしませんが)ネックベンディングによりゴピチャンのように本体を少し変形させてヴィブラートさせることもあります。

クラシックギターやフレットレス・ベースを弾く際には1の方法を使っていますが、ヴァイオリンは未だにヴィブラートできません困った
サズはフレットを有するスティール弦楽器ですが、複弦なのでヴィブラート後の各弦の押弦テンションが出鱈目になるため2の方法では難しく、1の方法では音が小さすぎて効果が出ません。複弦はコーラス効果があるのでヴィブラートは必要ないかな…なんて勝手に思い込んで諦めていたのですが、先日、本場トルコの方の音色を聞いたら、ちゃんと揺らいだ音を出していました。修行が足りてませんね~、わかっちゃいるんですが…落ち込み


話は変わりますが…
揺らぎの速度や深さは曲の雰囲気に合わせて決まりますが、最近の日本の歌手の方は最初っから最後まで大きく揺れっぱなしだし、どんな曲を歌っても同じ…揺れてりゃ良いってものではないハズですが、それが"上手い"とされているようで、非常にそういう方が多いですね。
年輩の方に良しとされる演歌(特に民謡出身)にも、次第に音程がうわずるような方がいて…何故あんな歌い方が"上手い"と評されるのか、未だに理解できません(演歌に上手な人が多いようですが…)。
よく「洋楽派」、「邦楽(←現代の日本の歌は"邦楽"ではないんですけどね)派」なんていう話があります。僕に拘りはないのですが、英語も聞き取れないくせに洋楽ばかり聞くのは、そういったヴィブラートが耳障りに感じる…というのも一つの理由です。…な~んて、自分ではできもしないのに勝手なことばかり言ってますね。(^_^;

ヴィブラート…難しいですね。
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